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2017年9月23日 (土)

島崎藤村「夜明け前」

商品の説明 内容紹介 木曽路はすべて山の中である-黒船来航から長州征伐,王政復古へと続く幕末の激動は,山深い木曽路の宿場にも確実に波及してゆく.馬籠宿の本陣・庄屋・問屋を兼ねる第17代の当主青山半蔵は,平田派の国学を信奉し,政治運動への参加を願うが,木曽11宿の総代として街道の仕事は多忙を極め,思いは果たせない.改版.(解説=猪野謙二)

 島崎藤村の「夜明け前」全四巻読み終えました。読み始めが8月末なので、一か月ほどで読んだことになります。読みやすく、一気読みでした。本書を読む前に、NHK大河ドラマ等DVDで時代劇を複数観ていましたから、本作品の時代背景は頭に入っていましたが、大河ドラマと違い、主人公は歴史に名前を残すような人物ではなく、籠宿の本陣・庄屋・問屋を兼ねる第17代の当主青山半蔵です。島崎藤村の父親がモデルだそうです。
 大政奉還という時代の変り目を、主人公は希望に燃えて迎えますが、改革は、その進行に伴って主人公の期待とは違う展開を見せ、主人公半蔵の最期は悲劇的です。大政奉還に大きく貢献した坂本竜馬も、ああいう殺されかたをせずに生き延びたら、やはりその後の展開に、「こんなはずではなかった」と、苦悩したでしょうか。それとも、薩長同盟・大政奉還の陰で大きく動いた竜馬のような才覚のある人が生きていれば、展開そのものが変わったのでしょうか。
 本作品は映画化されているようですが、古い物でDVDになっているようすはなく、ツタヤ・ゲオで借りることも、アマゾンで買うこともできません。残念です。
 来年の開運旅行は、長野の妻籠にと思っています。

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