« 国分寺には明日電話します | トップページ | 飲み物どうしよう »

2017年10月17日 (火)

花の生涯(舟橋聖一)

 

内容上巻(「BOOK」データベースより)
三十五万石彦根藩主の子ではあるが、十四番目の末子だった井伊直弼は、わが身を埋木に擬し、住まいも「埋木舎」と称していた。「政治嫌い」を標榜しつつも、一代の才子長野主膳との親交を通して、曇りのない目で時代を見据えていた。しかし、絶世の美女たか女との出会い、それに思いがけず井伊家を継ぎ、幕府の要職に就くや、直弼の運命は急転していった…。

内容下巻(「BOOK」データベースより)
なぜ、広い世界に目を向けようとしないのか?―米国総領事ハリスの嘆きは、同時に井伊直弼の嘆きでもあった。もはや世界の趨勢を止めることはできない。徒らに攘夷を叫ぶことは、日本国自体を滅亡させることだった…。腹心長野主膳、それに直弼の密偵として、また生涯を賭して愛を捧げたたか女を配し、維新前夜に生きた直弼の波瀾の生涯を描く、不朽の名作。

 舟橋聖一さんの「花の生涯 上下」を読み終えました。これを読んだ動機は、8月にH子ちゃん夫妻と東久留米で飲んだとき、ちょうどその頃私がゲオいつもの町店で時代劇DVDを借りて観まくっていたこともあり、それが話題になって、H子ちゃんの旦那さんのオススメが大河ドラマ「花の生涯」だったことによります。これもDVDで観たかったのですが、NHK大河ドラマ第一作でかなり古く、ゲオで借りることもアマゾンで買うこともできなかったので、原作を読むことにしたのです。とても勉強になりました。攘夷攘夷と言ってても、いざ自分が為政者になってみれば、攘夷など空論で、開国を進めていくしかなくなります。井伊直弼は、黒船は来るわハリスは来るわという時代に大老になれば、いずれ殺されると覚悟の上で大老を引き受けます。島崎藤村の「夜明け前」を読んだときにも思ったことですが、歴史というのは視点・立場の違いで、どうにでも解釈できてしまうものなんだなぁと思います。
 それにしても時代劇観たり、時代物を読むと、本当に旅行に行きたくなりますね。本書を読んで、こんどは彦根に行きたくなりましたよ。

« 国分寺には明日電話します | トップページ | 飲み物どうしよう »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事