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2018年10月 8日 (月)

商品の説明 内容紹介 2018年の大河ドラマは西郷隆盛! 坂本龍馬や大久保利通など西郷を取り巻く人々を通して、謎多きその実像を浮き彫りにする傑作短編集。

内容(「BOOK」データベースより)
明治維新の英傑でありながら、新政府に叛旗を翻した男・西郷隆盛。歴史に大きな足跡を残しながらも、さまざまな謎に包まれたその実像を、盟友や家族といった周囲の人々の目を通して浮かび上がらせた傑作短編集。江戸無血開城に至るまでの勝海舟との交流(海音寺潮五郎「西郷隆盛と勝海舟」)、西南戦争にも従軍した息子・菊次郎から見た父の意外な姿と親子の絆(植松三十里「可愛岳越え」)など、五編を収録。

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 10月1日から2日にかけて、信州上田に開運旅行に行ってきました。上田では、上田城跡も見に行きましたが、「池波正太郎真田太平記館」にも行きました。池波正太郎さんは、真田太平記という長編小説を書くために、しばしば信州上田を訪れ、上田をこよなく愛していたそうです。その記念館を見に行ったのを機に、池波正太郎さんのものを何か一冊読もうと思い、東京に戻ってから「西郷隆盛 英雄と逆賊」を読みました。本書は、池波正太郎さんだけでなく、西郷隆盛というテーマで集められたアンソロジー(短編集)で、池波さんの他、4名の作品が入っています。
 池波正太郎さんのものを何か一冊読もうと思った私が、「西郷隆盛」を選んだことに、深い意味はありません。真田太平記は全16巻もあるし、という具合で、本当に手軽に読めるものを選んだと言うところです。それでも、知らないことがたくさん書いてあって、勉強になりました。私がこれまで借りてDVDで観た大河ドラマ「竜馬伝」や「新撰組」にも西郷隆盛は出てきますが、主人公ではないし、隆盛の弟だの息子は出てきませんが、本書には出てきます。
 ところで巻末の解説によると、本書「西郷隆盛」は、2018年NHK大河ドラマが「西郷どん」に決定したこともあって、PHP研究所から西郷隆盛でアンソロジーを作れないかと、文芸評論家の細谷さんが言われて出来たものだそうです。
 これを読んで、私は30年ほど前のバブルの頃に、アルバイト先の書店での事を思い出しました。
 書店での私の仕事は、毎朝トーハンから届く段ボール箱に入った雑誌や書籍を所定の棚に収めること、それが済むとレジカウンターの中に入って、お客さんの相手をすることでした。
 で、トーハンからは段ボール箱が届くだけでなく、毎日担当者が見えていた、ある日のことです。トーハンの人と店長(社長?)が、レジカウンターのそばで出版社の悪口を言っているのを聞いたのです。その内容は、「相も変わらず、徳川家康、織田信長……、新しいのが出てこない」というものです。
 要は1~2年先の大河ドラマが、例えば信長に決まると、文庫にして刷増したり、雑誌で特集組んだりで、新しいものが出てこないという意味です。あとは赤川次郎と、長谷川慶太郎に象徴される、バブルを煽るようなことをウダウダ書いた経済評論本。これが出版大国日本の現状であると、書店を退職した後、弁護士A相手に私はしゃべっているんです。
 あれから30年以上経ち、バブル崩壊やら何やらを日本は経験していますが、現状は変わっていないのだと、大河ドラマ「西郷どん」に合わせるように出た「西郷隆盛」の解説を読んで思いました。


 

 私は社長一人の出版社を起こそうという気になって、へーベルハウスの設計士さんにも、そのような図面を描いてもらいましたが、その後気が変わって、取材して、書いて、編集して印刷・製本……、書店に並ぶまでの事を考えると、なんだか面倒になってきて、やはりネットで公開しようかと書きましたけれども、「トーハン、売れるもの欲しいでしょうね」と思うようになっています。
 


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